なぜ、GSX1250 ( Bandit 1250) ネイキッドにしたのか?
最もシンプルな答えは、上の写真を見て欲しい。
分かるだろう? カッコええからだ!
これ、IXILというブランドのスリップオンが付いてるだけなんだよ?(すでに購入済)
それなのに、このカッコ良さ!
あとは、フェンダーレスにしたら完成じゃないか。
といってしまえば至極シンプルなのだが、やはり自身の愛馬、愛車を選択するというのは、人生においても重大な決断である。
もう少し具体的に詳細を記しておきたいと思う。 もしかしたら誰かの参考になるかもしれない。
前愛車は、GSX1300R 隼であった。 が前提となる
ええと、よくよく考えると、バイク歴25年目である。
知らぬ間にエエ年なのである。
自覚はないが、割とベテランライダーと呼ばれる年齢と経験かもしれない。
もちろん、リターンライダーではない。
バイクはずっと乗ってきた。
免許を取ってからずっとだ。
1年間だけバイクを所有してない時期があったが、それ以外は何かしらのバイク、或いは複数のバイクを所有していたのだ。
リッターオーバーの前愛車は隼である。
しかも、赤のリミテッドモデル、日本に80台しかない代物であった。
もちろん新車で購入。
2004年のことであったっと記憶している。
ハヤブサの印象が強すぎて、次なるマシンを選ぶのに苦労したのだ。
どういうことか?
普通、以前に所有していたものより劣る機体に大枚を叩くのは躊躇するだろう?
そういうことだ。シンプルな思考だ。
だから,当然、新型のBUSAも検討したが、弟が新型ハヤブサを新車で買ったばかりであった。
同じ機体を購入してもつまらない。
では、NINJA1400か?
いまいちピンとこない。
そこで、原点に返ってネイキッドモデルを探し始めたのだ。
(と、簡単に書いているが、ここに至るまで1年くらいかかっている。)
では,ネイキッド候補車は?
GSX1400
最初に候補に挙がったのは、GSX1400である。
実をいうと、ハヤブサを買う時にも、CB1300とGSX1400は候補に挙がっていたのだ。
ハイパーバイクなんかも買って色々と調べてた位である。
何が良いか? 古めかしいスタイル、いかにもバイクって感じが良い。
何より、1400ccもあるエンジンである。
エンジンの大きさだけなら、ハヤブサに勝っているのだ。
つまり、この選択には一応の合理性はあった。
が、中古価格が異様に高価である。
私は知っていたのだ。
このモデルの最終型がまだ新車で販売されていた頃。
確か、’08年くらいだったと思うが、乗り出しで77万とかであったのだ。
それが、今や中古でそれ以上するではないか。
プレミアというのですが・・
なんかアホらしいのである。
それでも、しばらくは探していた。
新車で購入できるのであれば,決定なんだけど。。
CB1300
当然、CBも候補にはあった。
実際、新車の見積もりを何度か頼んだくらいだ。
しかし、これは超・人気車である。
どこでもよく見かけるし、なんだかつまらない。
教習車と同じ響きというのも、なんだかなぁと思わせる一因となる。
私にとってバイクは単に移動手段ではない。
人生の一部である。
アイデンティティに踏み込んでくるものであり、且つその構成要素の一部と成り得るものである。
それがバイク、もっといえば愛機である。
そういう意味において、このバイクの性格は、クラスのその他大勢である。
何かが違う。
もちろん、この機体の性能は期待を裏切らず、素晴らしいものであることは間違いがないのだろうが。
(とはいうものの、いつか愛車になっている可能性は否定できない。)
XJR1300
この機体も人気車であるが、皆がいうようにスタイルが素晴らしい。
エンジンも美しく厳ついのだ。
美しく厳ついという相反する観念を見事に融合させ、我々の心を掴んで離さない。
理窟ではないのだ。
魂に響いてくる何かがあるのだろうと思う。
しかしだ、この機体は5速しかない。
いや、5速が悪いというわけではないのだ。
20年もほとんど進化していないという事実。
XJRというブランドに胡坐をかいているメーカーの姿勢に納得がいかないだけなのだ。
更に決定的に却下となったのは、カラーリングが気に入らない。
単色モデルがほとんどないのだ。
しかもここ数年はカラーリングも変更なしという・・・
機体が悪いのではなく、メーカーの姿勢で却下となった。
DAEG
ダエグは全く興味が無かったが、見ている内にだんだんとカッコええと思えてきた。
しかも今年で生産終了である。
これはほぼ間違いなくプレミア化するだろうと思った。
特に深みのある赤系のモデルが気に入った。
しかし、だ。
これもXJRと同じで、メーカー側に(より良くしよう)という気持ちがないように感じるのだ。
何も変わっていないから。
SSじゃないのだから、そういうのを求めるなよという声もあるかもしれない。
だが、どうだろう?
何かを突き詰めることに終わりはあるのか?
違うだろう。
性能と直接関係のない部分かもしれない。
最高のものを創っているぜ!という無形のメッセージ。
何か感じたいのである。
それがない。
普通はそんなこと考えないかもしれない。
だが、私は一応経営者であるから、そういうところに敏感なのである。
それから、絶対的にNGだったのは、スイングアームである。
これは私は好きになれない。
あと、プレミア化するだろうから・・というのは不純な動機だと思ってしまった。
GSX-S1000
コイツは最後まで残った候補車であった。
最新スペック満載であるし、価格も適正である。
ほとんど文句がないのである。
なんとか買わない理由を探すところまでいったのである。
(=つまり、あと1歩で買うところだった)
では、なぜ買わなかったのか。
ひとつは、最新マシンなので、これから先、いつでも新車で入手できるということ。
そして・・・・
コレ、マシン単体で見るとカッコいいのだが、
人が乗っているところを見ると・・・ちょっと違う・・・のである。
私は身長が184㎝である。
私などが乗ろうものなら、サーカスの熊さんみたいになってしまうのである。
これも全体的なデザインは良いのだが、リアをもう少し長くしてくれていれば・・・・
非常に勿体ない。
こういうのが流行っているのは十分理解しているが、実際に所有するかとなると、決断には至らなかった。
(それから、メーカーは事前の画像流出に最大のリスク管理をすべきだと思った。 上の画像は発売前に出たものらしく、これで購買意欲を失った者も少なからず存在したのではないかと思われる。)
しかし,実は、このモデルの存在が、GSX1250 BANDIT ネイキッドの魅力を理解、再認識させてくれたのである。 >続く
しかし、日本には魅力的なバイクが一杯あるなぁー!! なんて幸せな国なんだ! 君は何を選ぶのだ?