バイクに乗れ!
薀蓄は不要である。 バイクに乗ることを勧めるのである。 なぜなら、気持ちよく、楽しいからである。 どうだ? 至極シンプルな理由だろう?
古来、人間は馬に乗っていたのである。
世界中どこでも馬に乗っていたのだ。 良馬の価値たるや相当のものであった。
人間は、動力に「跨って」走るということに関して、実はDNAレベルで逆らえない欲求を持っているのではないだろうか。
現代ではやることが多く、それに気づくことなく生活しているだけかもしれない。
そんな人が一たびバイクに跨り走り出すと、何かが吹っ切れて本来の自分を取り戻せるかもしれない。
魂を解き放てるかもしれない。
バイクは現代の鉄馬なのである。
そういう意味で、真面目に私は考えたことがある。
それは、バイカーと自殺の関係性についてである。
我が国は先進国である。 蛇口を捻れば飲料水が溢れ、食べ物に困ることはなく、エアコンの効いた部屋で快適に暮らしている。
其々の不平不満はそのレベルに応じて当然にあるだろうが、少なくとも、今日食べるパンがないとか、着るものがなくて凍え死ぬとか、明日殺されるかもしれないという不安はないはずだ。
つまり、不平不満のレベルはとても高いところにある。
だが、
世界を見ても自殺率が高いのはなぜだ? どうしてだ? 仕事もあり、収入もあり、住む場所も、着る服も、食べ物もある。 それなのになぜ死ぬのか?
貧しい国でも自殺がほとんどないという国は少なくない。
このブログは仕事のためではないし、論文発表の場でもないから、いきなり結論をいおう。
だから、バイクに乗れ!
私は真面目に考えている。 どこかの機関が一度調査すべきだと思っている。
私が確信していることは、
バイカーの自殺率は極めて少ないということだ。
クルマとバイクは全く違う。
人間にとってハコの中に座って進むという経験はまだ浅いのだ。 ハコの中より、「跨って」進むということに関しての経験は有史以来である。
だからバイクに乗れ! ということだ。
10年くらい前に、たしかヤマハだったと記憶しているが、バイク乗りは若さをキープできるとか、脳の活性化に良いとかいった研究データを出していた。
アレはなかなか面白く信用できるものだったよ。
そういうこともあってね。
バイクに乗れ!ということだ。
でも、バイクで事故するなよ!