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ハヤブサとバンディット GSX1300R and Bandit 1250 乗り比べ

GSX1300R とBandit1250

先日・・・といってもかなり経つが、久しぶりに弟と会った。 彼は隼に乗っている。 バイクを交換なんかして乗り比べたりして見た。 その時のインプレッションを書いておこうと思う。

まず、大前提として、僕もハヤブサに乗っていたことがある。 ’04 limited 通称アカブサを当時新車で買ったのだ。 大型免許を取って初めてのバイクだったから、最初はちょっとビビッてた。 なにせ、300kmもでるマシンだろ? 大丈夫か?俺?みたな。 でも、思っていたより乗り易かったのだ。 死んでしまうんじゃないか?という恐怖感はなかったな。

人間の「慣れ」は恐ろしい

ついでに当時のことを書いておこうと思う。 なぜ、ブサを買ったのか? 当時、20代の僕らの趣向はアメリカンに向いていた。 僕はマルボロマンカスタムに乗っていて、かなりクールなマシンだったよ。 だが、アメリカンは、まず遅い、走らん、曲がん、止まらん、という代物だ。 もっとも、トリプル角度つけた上に延長して、リジットサスとかにしてたから、走りの性能が悪いのは当然といえば当然なんだが。

今考えるとあり得ないマシンだったわけだ。 そんな折、ちょっとマトモに走るバイク乗りたいな~なんて思っていたら、RGV205γが目についた。 高校生の頃、新車で欲しかったバイクだ。 だが80万円くらいしてたので、学生にはとても買えないものだった。 しかし、今なら余裕で買えるぜ!ということで、中古のγを買った。(もう中古しかなかった。ちなみに現在ではプレミアモノに近い価格になっている。) で、パランパンパンって2ストを楽しんでいたわけ。

アメリカンから250レプリカへの再転向は感動に近いものがあった。 速いしさ。 曲がるしさ。 止まるしさ。 ひえ~ マジ速いぜ~!って感じ。 (ガソリンすぐ無くなるケドね。一度ガス欠したな・・・) で、また速いマシンに興味を持ちだしたので、アメリカンは売払い、よ~し、大型免許とっちゃうか~!ってノリで教習所へGOしてしまった。

教習所ではCB750㏄に乗るわけだが、ここで更に感動した。 250にはないモリモリのトルク感と安定感、さすが大型だ。 スピードも出る。 やっぱり大型取りにきて正解だったぜ!って感じ。 よし!免許取ったらソッコーで大型バイク買おう!ってことになったわけ。 で、無事に免許取得して、友人が既にFZR750を所有していたので、それをよく乗らせてもらったりした。 じゃ~俺もそろそろ大型買うかなということで、もう250はいらないな。となり、γを売ることにしたのだが、最後にちょっと乗っておこうって感じで乗ったのよ。(しばらく乗ってなかった) そうすると、

「なんじゃこりゃ?原チャリか?もしくはどっか壊れてるんか?」

というくらい遅く感じた。

750㏄に体が慣れていたのだ。 250は2ストであっても遅く感じた。

で、大型バイクは何にするか結構迷ったんだけど、結局先述のハヤブサにしたわけ。 そりゃもう最高に気分イイマシンだった。 大変満足。

話はまだ続くぞ。

ある日、皆でツーリングに行った。その時、バイクを交換しあって乗り比べしたんだ。 で、友人のFZR750に乗った時の感想

「なんじゃこりゃ?どっか壊れてるんか?」   

というくらい遅く感じた。

アメリカンからハヤブサまでの期間が1ヶ月程度。 はじめ、RGV250γがめちゃくちゃ速く感じ、感動し、その後、750に乗ったら、速すぎてγが遅く感じ、次にハヤブサに乗り慣れたら、750㏄でも遅く感じるという・・・・

人間の体って、、慣れってスゴイなぁと思ったものだった。 というハナシ。

2013 GSX1300R 隼

さぁ、話を元に戻そう。 最新型ハヤブサとバンディットの乗り比べ、その他感想等。

ライポジ

この最新型のブサは去年も乗らせてもらったから初めてではない。 その間にバンディットを手にして、僕の体はバンディットに慣れているわけだが、やはり、ポジションがちょっとキツイと感じた。 特に足元の位置が後ろすぎると思った。 前傾姿勢に関してはロングツーリングではなかったから苦にはならなかったが、足元は違和感を感じた。 もちろん、バンディットに乗り慣れてるからという理由があるのだが。 乗りやすさは断然バンディットが上だ。

パワー感

これが不思議なことに、街乗りではそんなにパワーの差を感じなかったんだ。 僕のマシンは100PS、ハヤブサは200PSくらいだから、ざっくりいうと倍ほど違うわけだが、バンディットが遅いとは感じなかった。 ただ、高速でアクセルを回すと明らかに違いが分かる。 それは単にパワーだけじゃなくて、安定感とか(安心感といった方が正しいかも) 全てにおいてハヤブサの方が上だった。

ルックスと質感

全てにおいてハヤブサが上。 ルックスも質感も。 特にメーター周りはコクピットという雰囲気があるし、横に並べるとなんだか僕のマシンが一回り小さく、チープに見える。 バンディットに関しては、本当はカウルがあった方が良いし、ポジションのことこからもバンディットのFが選択肢としては全てを兼ね備えてるのは分かっているんだが、ハヤブサのチープ版みたいな感じで嫌だったんだ。

ハヤブサはフラッグシップだけあって、どこか一点取り出しても美しく、質感も高い。流石である。 ただそこにあるだけでオーラを放つバイクだからな。

体感の重さ

あまり変わらない。というのが正直なところ。 ただ、以前乗っていたハヤブサは、その重さが億劫になってトリッカーに乗る頻度が増えていったという記憶があるが、現在のバンディットではそういう億劫さはないから、ちょっとの乗り比べでは分からない部分が多いかもしれない。 ちなみに彼はバンディットの方が軽く感じると言っていた。

まぁそんな感じで。 ゆる~い乗り比べ感想でした。 よく考えると2台ともSUZUKIか。

結論として、ビッグマシンは何でもいいけど絶対に必要である。